2007年9月28日金曜日

はじめまして

渡米をしてこの9月で5年になりました。ランドスケープデザイナー、という仕事を始めてもう2年になります。

日本から米国へ来た時はまだ学生で、大学院が終わるまでの3年を途方もなく長い時間と思っていましたが、それからもう5年。長い様であっという間でした。

森林学というバックグラウンドで米国のランドスケープデザインに飛び込み、学生としても社会人としても、色んな経験を積んできましたが、未だに毎日わからないことだらけです。今日分かった!と思った事も、1週間後に???と思うことがあったり。技術やセンスのなさに頭をかかえたり。何より英語でのコミュニケーションは今だに高い壁となって立ちはだかることがあります。

でも、何より自然、人、社会、文化..この世に起こる様々な現象を布を織り込むように作り上げていくランドスケープデザイン、というもの可能性に惹かれ続けてしまうのです。
そうして何より、自分が場所をデザインしていく、というプロセスに深く関わっていけることを、とても嬉しく思っています。

また米国でのランドスケープデザインは、歴史の浅い大国ならではの、自由に、また果てしなく様々な可能性を追い求めて作り上げていく事に醍醐味があるのではないでしょうか。多少荒いところもありますが、多くの人々が、場所の持つ可能性というものに様々な角度から真剣に取組んでいます。

そうして作り上げてられていくランドスケープデザインは今目の前で見える風景として存在するだけでなく、誰かの思い出の中の一部分として、たくさんの人の心の中に風景を作り上げていくことでもあるのです。まだまだ勉強することもたくさんありますし、へこむことの方が多いですが、これから先もランドスケープデザインというものにずっと関わって生きたい、と切に願うのです。

というわけで、軽く自己紹介をしてみました。以前にもミクシィや他のブログで日記を書いていましたが、このブログは、ランドスケープに関することや、おそらく私の日々の何でもないたわいないことをつらつらと書き綴っていくものになると思います。タイトルのurban kitchenは暫定的なタイトルではありますが、何となく、このブログが将来的には、都市の中で起こった様々な出来事を自分なりにコトコトと煮込んでお出しするような感じになったらいいなあ、という思いをこめてみました。若干訳がわかりませんが。

というわけで、本日よりブログ、スタートです。